市場は日本だけでなく、海外にも!
テレ東から、日本のアニメを広げていく
「アニメコンテンツ」との幅広い関わり方
諏訪:僕が所属しているアニメ事業部の仕事はとにかく幅広いのが特長かなと思います。製作委員会に参加し、国内・海外への番組販売の確認報告作業や、宣伝作業として特別番組の企画、野外広告の手配などを行います。また、「この漫画をアニメ化したい」という企画を立ててアニメ化する作業もあります。アニメ作品の立ち上げから運用、そして最終的な損益精算まで幅広く携わります。
テレビ東京では1クールあたり30本近くのアニメ番組があるので、多ければ1人あたり1クールで2〜3本、過去未来の放送作品を含めると10本くらい担当することもあります。
阿部:私の所属する海外販売企画部は、「アニメの海外展開」を担っています。
具体的には、アニメを放送・配信する権利を海外のテレビ局や配信プラットフォームへ許諾するために営業し、交渉するという仕事です。
年に数回、海外での大きな見本市があり、そこでは、ブースを設けてバイヤーと商談をします。
欧州では、フランスのカンヌで開催されるものが最大規模ですが、最近では東欧地域の新規開拓も行っており、昨年はポーランドのワルシャワの見本市に参加し、今年はハンガリーのブダペストへ行ってきました。
1回の出張はだいたい1週間から10日くらいで、朝から晩まで商談会場に缶詰状態ではあるのですが…早朝から開いているパン屋さんや、深夜まで営業しているジェラート屋さんに駆け込み、至福の時間を過ごしています(笑)
これまでの経歴を教えてください。
諏訪:入社してから最初の4年間はイベント系の部署にいて、eスポーツの高校生大会「STAGE:0」の立ち上げと運営に携わっていました。
その後、アニメ局アニメ事業部に異動して現在に至ります。もともとアニメが好きで、入社時からアニメに関わる部署で働きたいと思っていたのですが、すぐに行かず、まず別の部署で経験を積んでからの方がいいかな…と思っていました。
阿部:入社してから現在まで、アニメ局 海外販売企画部に所属しています。1年目は幅広くいろいろな仕事をして、2年目は欧米地域のアシスタント業務に従事しました。そして、3年目からヨーロッパ地域のセールス担当をしています。大学時代はフランス語を専攻していたので、フランス語も少し話せるのですが、仕事で主に使うのは英語です。メールや、会議、会食など、お客様とのコミュニケーションは基本的に英語で行います。私は、英語圏への留学経験はないため、配属後にオンライン英会話レッスンに励みました。
日本アニメの“海外展開”と現状
諏訪:近年はアニメ作品を企画する際も、海外にも売れてほしいと考えるのが基本になっています。海外展開を見据えた方向性で作品のキービジュアルを作ることもあります。どんな要素がどんな地域で受けるか、どんな要素が必要かなど、海外部門とは情報交換を常に行い、細かく連携を取ります。
阿部:海外でも、地域によって人気のジャンルは様々ですね。例えば、スポーツをテーマにした作品の中でも、各地域で人気があるスポーツは異なるため、引きがある作品も異なります。
お客様とコミュニケーションをとる中で、ニーズを把握し、ベストなものを提案できるように努めています。また、お客様の反応を、国内担当者に伝えるようにし、密に連携をとれるよう心がけています。
諏訪:今、テレビ東京のアニメコンテンツで海外に強いのは圧倒的に『NARUTO-ナルト-』ですよね。
阿部:日本国内でも、もちろん人気ですが、特にフランスでは誰もが知っているコンテンツになっていると感じています。
一般的なスーパーマーケットやお土産屋さんでも『NARUTO-ナルト-』の商品を多く見かけますし、『NARUTO-ナルト-』のオーケストラコンサートを開催した際には、多くの観客が集まり、日本語で主題歌を合唱していました。展開に携わった作品の盛り上がりを目にすると、やりがいを感じますし、もっとがんばらないと!と気が引き締まります。
諏訪:『ブラッククローバー』も海外、特に欧米圏で人気があります。作品によっては、日本よりも海外の方で反響が大きいコンテンツもある。僕たちの仕事は、そういうアニメ作品を新たに生み出すこと。そのためにはとにかくアニメ化できそうな原作を探して、「これだ!」と思う作品があったらオファーしていきます。でもそういう作品は、大体他の会社も声をかけたりしているので、「テレビ東京を選んでもらえる」優位性を持たせなくてはいけない。制作会社との交渉に始まり、どういう商品展開やイベント・施策展開ができる会社と組むか、原作者の思惑とアニメ化企画の方向性が合っているか……そういったことを考えながら準備していきます。企画が通るかどうかには、いろいろな側面から考えることが重要だと実感しています。
諏訪:ぜひ一緒に、テレビ東京から世界に響くアニメを生み出しましょう!
阿部:海外市場はこれからまだまだ伸びます!パイオニア精神をお持ちの方、ぜひお待ちしています!
