2014/7/4
環境配慮を見据え創意工夫を凝らしたモノづくりを テレビ東京アートの美術セット有効活用
テレビ東京アートは、テレビ東京グループにおける美術・照明の制作会社です。美術セットからCG・フリップ・テロップ・小道具に至るまで幅広く取り扱っており、多様な工程の中で廃棄物やCO2排出量の削減、資材の再利用・有効活用など、環境に配慮した取り組みを実践しています。
美術セットをトータルマネジメント
テレビ東京アートは、グループで唯一の美術・照明の専門家集団として、企画から発注、収録、廃棄までトータルでマネジメントしています。セット設営(建て込み)や撤収の際には必ず立ち会い、作業状況や設営スケジュールを細かく確認しながら、責任を持って現場の安全管理に努めています。
美術セットは、テレビ番組のイメージや雰囲気を演出する重要な役割を占めています。発注の際には、デザイン性の追求はもちろん、資材や倉庫の有効活用を前提とした制作の工夫を常に意識しています。たとえば、大型の立体セットは分解(ユニット化)できるデザインにしたり、パネル類は規格サイズに統一することで、資材の活用と保管倉庫の効率利用を見据えたモノづくりを基本としています。
また、使用頻度が高いセットはできる限り外部倉庫を使わずに番組収録スタジオ内の倉庫に保管。これにより収録時のトラック輸送を減らし、CO2の排出量削減と時間短縮、コスト削減に結びつけます。さらに、年度ごとに予算を組んでセットの補修やパネルの張り替えなどをこまめに行い、長く利用するためのメンテナンスを実施。廃棄物量削減にも貢献します。
グループ全体で環境配慮を実現するために
伝統的に、テレビ東京アートでは資材を有効活用する創意工夫やノウハウの共有を行ってきました。今後は、美術セットの分別徹底による廃棄物の削減や、定期的な在庫確認、セット輸送計画の見直しなど、より一層環境に配慮した取り組みの実践を目指していきます。同時に、美術セットの専門家としての見地から、セットの再利用や演出方法の提案などを通して、テレビ東京グループ全体で環境に配慮した番組づくりができるよう、積極的に発信し続けていきたいと考えています。


株式会社テレビ東京アート
制作本部美術部美術デザイングループ
宇野 純一
セットの有効活用事例

パネルの規格統一
パネル類はサイズを統一し、台車に載せた状態で倉庫保管。台車ごと移動できるので動かしやすい。

平台(木箱)によるステージ設営
大小の平台(木箱)を組み合わせて番組セットの土台を設営。サイズの自由が利き、積み重ねれば倉庫の有効活用につながる。

蝶番式パネル
使用頻度の高いパネルは、蝶番式にすることにより組み立ての手間が省け、釘を使わないので鉄屑ゴミ軽減と道具の傷みの抑制につながる。

プラスチック製の壁面パネル
軽くて意匠性の高いプラスチック製の壁面パネルは、組み合わせや配色を変更することで手軽に再利用できる。
