2012/12/12

キャリア教育の充実に向けて高校の先生が「校外学習」を体験

東村山西高等学校の先生が来社し、今後の教育現場のキャリア教育プログラム導入に向けて、「校外学習」を体験しました。

参加したのは、3年次以下の若手と進路指導・教員研修担当の先生あわせて7名です。

  • 「今後、生徒を連れてくることを想定して参加したい」
  • 「教師以外との接点が少ないので視野を広げたい」

など、今後のキャリア教育の充実と、先生自身の研修を兼ねたものになりました。

子供たちが受講する時と同様に、まずはDVDで事前学習。

「テレビ東京のお仕事」という10分くらいの映像で、仕事全体を把握していただきました。映像は自社制作で、番組に出演するタレントさんからのスペシャルコメントもある楽しいもので、先生方の顔にも笑顔が。

DVDの後は現場見学です。

情報番組のカメラリハーサルを見学し、続いてニュースフロアへ移動。ニューススタジオでキャスター席に座って原稿読みを体験したり、カメラ室でニュースカメラを実際に担いで撮影をしてみたり、最後は放送の指示を出す副調整室(サブ)でニュースの生放送の様子を見学。子供たちと同じようにドキドキわくわくしていただき、「情報の切り取りって、ニュースも授業も似ていますね!」「カメラって結構重いですね」など、和気あいあいと会話が弾みました。

スタジオで原稿読みに挑戦

副調整室にてOAを見学。
「現場の緊張感は想像以上でした」

「ニュースカメラって重いんですね…」

後半は「ガイアの夜明け」プロデューサーとの対話。

今回は「世界を救うニッポンの技術」(2008年6月OA)がテーマで、事前にDVDをお送りし視聴してもらいました。最初にプロデューサーから番組コンセプトや方針、「世界を救うニッポンの技術」(画期的な浄化剤でバングラデシュの水危機を救う日本ポリグルを紹介)の切り口について説明。その後、先生方からの質疑応答に答える形で

  • 毎回のテーマをどうやって見つけるのか
  • 取材期間や取材における配慮
  • 視聴者からの反応

などについて「世界を救うニッポンの技術」ではどうだったのかをベースに説明しました。

話を聞く先生方

「ガイアの夜明け」プロデューサーからのお話

先生から「番組から高校生に伝えたいメッセージ」を求められた時に、プロデューサーが、視聴者からいただいた一通のメールを紹介しました。

<メール抜粋>

はじめまして、小3の子供の母親ですが
6月3日放送の日本ポリグルの会長さんの回を子供と見ていました。

本来ならとっくに寝なくてはいけない時間帯なのに
頑として子供は最後まで見させてとテレビの前から離れずに
終盤は涙を浮かべて見入っていました。

ただ浄化剤を送るだけでなく、自ら現地に赴きその現状を把握し対処する姿は
まだ幼い子供にも大きな存在に映ったと思います。

番組を見る中で、本当の英雄とは見栄を張るためにお金を使うのではなく
人の平等のために身を粉にし、多くの人から感謝される人だと子供に教えることもできました。
(以下省略)

「ガイアの夜明け」の主役はタレントや有名人ではなく無名の働く人が多いので、高校生に番組を見てもらうことで「こんな風に働いている人はいいな」「仕事を通して自己実現し、"社会に出ることも悪くないな"」と感じてほしいと番組側の思いを伝えると、皆、大きくうなずいていました。

先生方からは、「生徒たちに将来の夢を持ってほしい」ということや、一方で生徒たちが知っている職業はCMなどに出てくる有名企業ばかりだが実際に求人票が来るのは中小企業でギャップがあるので、もっと幅広い企業を取り上げてほしい、教材DVDがほしいが高額であること、企業と教育界がもっと連携した方がよいなど、現場の戸惑いや悩みを交えた要望が寄せられました。

生徒に夢を持って社会に出てほしいという思いは番組も学校の先生も同じであることがお互いに理解でき、意義のある意見交換の場となりました。

次はぜひ、生徒の皆さんにも体験してほしいと思いました。