2013/3/15
「ペット大行進!」プロデューサーによる講義
~演出の技法をこっそり披露~
今回の校外学習の特別講師は「ペット大行進!ど~ぶつくん」の三沢大助プロデューサー!
京都の私立立命館高等学校の生徒に対し、「テレビ番組の演出の技法」についてお話しました。
「演出の技法」というと難しい講義のようですが、三沢プロデューサーは担当番組を教材に使いながら、3つの演出効果を説明してくれました。

「右と左、どちらのイヌの写真が好きですか?」という質問に、多くの生徒が「右」!
実はワケがあります。
これは、「左側から映した顔は、美しさや親近感を感じさせる」、「右側から映した顔は力強さや圧迫感を印象づける」というカメラアングルによる効果だということで、番組をつくる際にもこの効果を考えて女優さんや司会者などのポジションを決めているということです。これは動物にもあてはまるということです!

昨今、SNSなどで双方向の面白さにハマる若者が多くいますが、これに比べてテレビは一方通行になりがちなメディア。デジタル放送の双方向機能を使った視聴者参加型の番組も少しずつ増えてはいますが、テレビ制作者はそうした機能を使わずに双方向を感じてもらう「疑似双方向」の要素を番組に取り入れるように工夫しているということでした。
具体的には、ロケVTRなどが流れている時にゲストの顔がワイプで出てきて視聴者の代わりに反応したり、レポーターがロケ現場で出来るだけ質問を連発し、視聴者の聴きたいことを引き出したり・・・。こうした「疑似双方向」により、「視聴者参加型」を演出しているということです。
ドキュメンタリーバラエティなどでは、制作時に一定の状況設定、つまり場の設定をしますが、その設定を視聴者がすんなりと受け入れられるように、あたかも視聴者が制作者と共犯者になるかのような仕掛けをしています。具体的には、「初めての犬のお散歩コーナー」で、お母さんからお散歩を頼まれた子供が不安な表情を見せながらもOKする、次に撮影カメラマンもあえて見切れさせることで視聴者も共犯者、つまり、スタッフと同じ立場で子供のお散歩を見届ける気持ちにさせるというものです。
様々なカットが綿密に計算しつくされている「演出の技法」に、生徒のみならず、先生までが驚いたり、感心したり・・・。密度の濃~い講義でした。
