2013/6/14

インテリアデザイナー建築家の卵がテレビ美術セットを見学

初夏の青空の下、駒沢女子大学・スタジオ見学会がテレビ東京本館で行われました。
今年で10回目になる見学会は、同大のインテリアデザイン実習の校外授業の一環として年1回行われています。

インテリアデザイナー建築家の卵たちに、どのようにテレビ美術の世界をお伝えするか、興味を持ってもらえるかが、毎回私の頭を悩ますところです。

インテリアデザイナーをめざす女子学生38名が参加

テレビ美術デザイナーの仕事は、番組の制作意図をどのようにカタチにしていくのか、カメラでキチンと撮れるのか、照明はセットに当てられるのか、出演者の座り位置はなど、全てを考慮してデザインをしないといけません。
収録前後の設営・撤去、セットを倉庫にどう納めるのか、予算をどう管理していくのかなど、いろいろ気を配ります。

「週刊ニュース新書」のスタジオ見学。
セットはパネルでつくっていること、2階部分は軽くする等の配慮が必要。

美術倉庫を見学。
テレビ番組のセットづくりでは、建込み・撤去・収納まで考えてデザインする。

番組制作の美術責任者として、画面に映るモノ全てがデザイナーの仕事であることを、わかりやすくレクチャーするとともに、会社DVD上映やモニターにて写真を見せるなど、飽きの来ない、興味を持ってもらえるような構成にしました。

図面や写真を見ながら講義をする
テレビ東京アートのデザイナー宇野純一さん

美術セットは、表側から見るのと裏側から見るのでは大違い。学生たちはとても興味深くスタジオ見学を楽しんでいたようです。校外授業を受けた後、学生たちは課題を1つ提出しないといけません。10メートル角の立方体空間に、自分でテーマを決めて、劇的空間を創造する課題です。かなり難解ですが、学生には素晴らしい作品を創造してもらいたいものです。

この見学会をきっかけに、学生たちにはデザイナー目線でセットの裏側を想像しながらテレビを見てもらえば、一味違った観賞の楽しみ方が出来るのではないでしょうか。今後、彼女たちの中から、金の卵が生まれることを期待しています。

テレビ東京アート美術制作部