2014/7/25
校外学習、海を渡る
<インフルエンザと台風で2度もキャンセルに!>
伊豆大島にある大島町立第二中学校は去年2回もテレビ東京の校外学習に参加してくれた、私たちにとってはおなじみの中学校です。
今年は1年生が1月31日に訪問予定で校外学習の申し込みをしていましたが、インフルエンザのため学級閉鎖となり7月11日に延期となりました。
しかし「リベンジ」の機会となるはずの7月11日になんと台風8号が関東地方を直撃することがわかり、直前になって学校からキャンセルの電話がありました。
電話で先生は「この学年は今後、職場訪問の予定はなく、テレビ東京に行く機会はもうありません」と肩を落としている様子でした。
子供たちは早くから写真付きの自己紹介カードを送ってくれたり、電話で集合場所や持ち物の確認などの問い合わせをしてくれたりと、とても熱心だったのに・・・。
この一年の間、ずっと楽しみにしてきたテレビ東京訪問が中止になるなんて、あまりにも気の毒です。
<テレビ東京が大島に行こう!>
いても立ってもいられず、いろいろ考えましたが、台風はどうにもすることができません。
だったら「台風が去った直後にこちらから出前授業に行ったらどうか?」と考えました。
調べてみると片道の船賃は9200円。早朝に出て夕方に帰って来られるので宿泊費もかかりません。
「これは行くしかない!」ということで、すぐに学校に電話してスケジュールを調整し、7月15日に出前授業に行くことになりました。
一緒に出前授業に行ってくれるのは、ソチ五輪で「葛西紀明選手の銀メダル獲得」を実況中継した島田弘久アナウンサーです。
<いざ!大島へ>

朝6時40分テレビ東京を出発

朝7時35分発のジェット船に乗り込みます

9時20分に大島に到着

10時前に学校に着きました。
子供たちは授業中でひっそりとしています。

大島でも珍しいふくろうが迎えてくれました。
【1コマ目】アナウンサー研修 10時40分~11時10分

1コマ目。まずはアナウンスの基本、発声練習と滑舌練習をします。
生徒さんも立ち上がって島田アナと声を合わせて、お腹から声を出します。

それから放送用の原稿を読む練習をします。文章をどのように読めば他の人に伝わりやすいのか、ポイントを教えます。
【2コマ目】カメラ体験、アナウンスを実践 11時15分~11時45分

1クラスを2つに分け、片方のチームがカメラマン、もう片方のチームがアナウンサー役を務めて、カメラの前で放送用の原稿を読んでみます。

子供たちは吸収が早く、1コマ目で練習したアナウンス研修の成果を発揮します。収録したVTRを再生し、島田アナがさらにアドバイスを送ります。

念のため、ナナナのパペット人形も連れて行きました。
【3コマ目】メディアリテラシーについて 11時50分~12時20分

3コマ目はテレビについて少しだけ掘り下げて、考えてもらいました。同じ人物を、同じ時間に、同じ場所で撮影しても、制作者の狙いによって全く印象の違った内容になることを、実際にVTRを見ながら実感してもらいました。
テレビ番組にはすべてのカットに制作者の意図が盛り込まれているのです。
【昼休み】 12時20分~13時15分

昼休みは校長室で大島の海の幸が盛りだくさんのお弁当をいただきました。
【4コマ目】「アナウンサーという職業」 13時15分~13時45分

午後は島田アナが20年間アナウンサーとして働いてきた中での様々な体験について話しをしました。

おかしな名前の馬が走る競馬の実況を実演したりしながら、子供たちを話しの中に引き込んでいきます。

最後は東日本大震災の際の特別番組の話しになりました。
込み上げてくる感情を抑えながらの仕事は大変であると同時に、人命に関わる情報を伝えるアナウンサーという職業の責任の重さを強く感じたということです。
授業が終わって

授業が終わってから、校長先生が去年の
台風で大きな被害を受けた
場所を案内して下さいました。
あの遠くの山が崩れてきて、
土石流が家々を飲み込みました。
手前の茶色い土の部分に
たくさんの家があったそうです。

今もがれきが残っています。
大島第二中の生徒さんや先生、
その家族に人的被害はありませんでしたが、
家が倒壊するなどの被害に遭っています。

16時40分 大島を出発
帰りの船の中で偶然、大島での旅番組のロケを終えたテレビ東京の取材クルーと乗り合わせました。
大島には今回、校外学習の出張授業ということで訪問しましたが、大切な視聴者であり、取材対象であり、いろいろな形でお世話になっている方たちと直接、触れ合える貴重な機会となりました。
大島第二中学校のみなさん、ありがとうございました!
