2019/12/5
長期入院をしている子どもたちの学校で出前授業
「バナナの謎はまだ謎なのだぞ!」
小学1年生のりょうくんは、アナウンサーの早口言葉に意気揚々と挑み、大喝采が起きるほど鮮やかに読み上げてくれました。
中学1年生のゆきちゃんは、卓球大会で、車椅子に乗りながら誰よりも長くラリーを続けてみせました。
『新記録達成ー!』と、私の実況にもつい力が入りました。
大きな病気を抱えていることが信じられないぐらい、子供たちから溢れる無邪気な笑顔と元気な声。
でも、間違いなくみんな、毎日闘っています。

りょうくんは小児がん。薬の副作用で髪が抜け落ち、免疫機能低下から、常にマスク着用を余儀なくされています。
ゆきちゃんは、いわゆる小人症。その治療は、まず骨を切断し、その部分が治癒する過程で生じる新しい骨を、引っ張って、伸ばしていくという壮絶な方法で、激痛が伴うそうです。
今回集まってくれた約30人の子供たちは、陰で一体どれほどの苦難に耐えているのか。
自分にも2人の息子がいるだけに、みんながいじらしく、少しでも気分転換になれればと思いました。

将来の夢を聞くと、「大人になりたい」と答える子もいるそう。年を重ねることすら子供たちにとっては当たり前ではないのです。
一日でも早く退院して、全員が夢を叶えて欲しい。
そして、アナウンサーでもカメラマンでも、テレビ業界以外でもいい。
大人になってからの夢もまた見つかり、叶えられることを、切に願っています。
(アナウンス部 板垣龍佑)
※登場人物は仮名です
