2013/2/14

クラシック音楽で東日本大震災復興支援
~「魂の歌」プロジェクト~

テレビ東京ミュージックも活動支援!

「東日本大震災の直後、被災地で専門分野を生かしながらボランティア活動に従事されている多くの方々を目の当たりにし、私のような作曲家がおのれの特技を活用させようにもなんと非力なことだろうか」

――そんな当時の「忸怩たる思い」を振り返るのは、映画『レッドクリフ』のテーマ曲でも知られるクラシック音楽の作曲家、岩代太郎氏だ。岩代氏がほかの作曲家たちに声をかけると、同じ様に自問自答していた多くの音楽関係者が、たちまちのうちに結集した。音楽と人々とのかけ橋として音楽出版事業に携わるテレビ東京ミュージックも、そんな思いを共有した1社だった。

2013年2月7日、そうして完成したCDアルバム「魂の歌」の発表記者会見が都内で開かれた。このアルバムでは、岩代氏のほか池辺晋一郎、大島ミチル、菅野祐悟、千住明、村松嵩継、山下康介、渡辺俊幸の各氏8人の作曲家が、鎮魂と復興への祈りを込め1曲ずつ作曲し、東京都交響楽団が演奏したほか、アルバムの冒頭と最後ではギターの村治佳織さんの演奏をバックに俳優の役所広司さんが重松清氏の詩を朗読する。CDのレコーディングに参加した人々は、スタッフも含め、全員がボランティア、CD発売後の印税もすべてJASRACの復興支援活動「こころ音プロジェクト」を通じて被災地へ送られる。記者会見で岩代氏は「さまざまなオーケストラに永く演奏してもらえる楽曲になった」と感想を述べた。演奏されるたびに、人々がそれを聴くたびに、義捐金となって被災者に届けられる。

このCDアルバム「魂の歌」は、2013年3月13日に発売されるほか、4月16日には、文京シビックホール(東京文京区)で発売記念コンサートも開かれる。

2013年2月7日 CD「魂の歌」発表記者会見(於:東京国際フォーラム)
左から発起人の岩代太郎さん、朗読の役所広司さん、作曲家の池辺晋一郎さん、ギター演奏家の村治佳織さん、作曲家の村松嵩継さん、山下康介さん